
ちょうど1年前の今日、ストラスブールのBiocoopで働き始めました。
その時の記事はこちら→【フランスで転職】オーガニックスーパーマーケットの店員になりました
久しぶりに1年前に書いた記事を読んでみて、当時から少し状況が変わっていることに気づきました。例えば1年前はSMICで働いていたのが今年からVRAC(量り売り)の棚を担当することになり、給料が少し上がったり、社割が30%になったりなどなど。仕事も1年やっているうちに一通りのことはできるようになり、入れ替わりが激しいこの業界では気づいたら同僚の中ではあっという間に中堅くらいの立ち位置になっていました😆1年やってみて色々思うことがあるのでこの機会にまとめてみようと思います。
BIOのスーパーマーケット、ここが楽しい
なんといっても自分が売りたいと思うものが売れること。特に食べるものに関して自分で育てる自給自足が一番理にかなっていると今でも思っているのですが、なかなか現代ではそうはいかないのが現状ですよね。だからBIOという、一般的な商品に比べたらよりエシカルで環境に優しい商品を提供するお店で働くのは自分の信念に近いと思っています。なのでBIOの商品を選ぶ人が多ければやっぱり単純に嬉しいです。
あとは仕事が自分の適性に合っていること。品出し、在庫管理、顧客対応など、やることが明確なうえでそれらに優先順位をつけてこなしていくのは得意なので仕事内容についてはストレスをあまり感じません。担当の量り売りの商品については自分が売りたい商品を追加したり、あんまり人気がないものを除いたりなどオリジナリティをプラスできるのも楽しいです😊
BIOのスーパーマーケット、ここが大変
経営陣との方向性の違い。これはBIOのお店によってもかなり違うと思います。私のお店の経営陣の場合、残念なことにBIOのエスプリ<売り上げと言う感じです。個人的には自分の入れ物を持ってくればゴミを出すことなく買い物ができる量り売りのコーナーはBiocoopの顔とも言えるコーナーだと思っているのですが、副店長に面と向かって「量り売りの部門は売り上げが多くないからお店の優先順位は低い」と言われたときはなんかもう逆に笑いたくなりました😅あとエシカルが売りのはずのBIOのお店なのに最初はSMIC(最低賃金)しかもらえないし、ボーナスもないし、いくら入れ替わりが激しい業界とはいえ従業員の扱いもなんだかちょっとがっかりな感じです(だから入れ替わりが激しいとも言えるのかな)。あとBIOとは直接関係ないですが、店長もどっちかと言うとデフォルトが不機嫌な感じなので聞きたいことがあっても聞きづらいのも実はかなりストレスだったり。仕事内容は気に入ってる分、経営陣の対応がますます残念に思える今日この頃です。
もう一つ地味に頭が痛いのはお客さんの振る舞い。BIOのお店に勤める前は勝手にBIOのお店で買い物する人はいわゆる意識高い系の人なんだと思っていたのですが、実際に働いてみると大多数の人にとってはBIOだから選んでいるというよりは家から近いから、とか観光中だから、と言うように一般的なスーパーマーケットと認識はそこまで変わらないんだらと言うことに気づきました。

野菜や果物はこんな感じでそのまま置いてあるのでそのまま袋なしでも買えるし、持参した袋を使ってもいいのですが、大多数の人は備え付けの紙袋を使います。その使い方もまぁ雑で、自分が欲しかったサイズの紙袋じゃなかったり多くとりすぎたりするとこんな感じで平気で商品の上に置いていく人がたくさんいます。使わなかった紙袋をくしゃくしゃにして棚に放置したりもあるあるで、「ゴミ出すことについてなんとも思わないんだな…」とだいぶむなしくなります😬

量り売りコーナーもまぁやりたい放題。備え付けのスコップの向き適当につっこんだり、

もっとひどいとこんな感じで入れたままにしてあったり。これだと虫とかホコリも入り放題なのに、そういうこと想像できないのかな?と地味にイラっとします。

量り売りコーナーはその特性故「味見」の被害にも遭いやすいです。棚に隠すようにして置いてあった個のクッキー、明らかにかじられてる…。

これはたまたま欠品中だった干しイチジクの容器になぜかカボチャの種を入れられた様子。なぜわざわざそこに入れた?

こちらは量り売りコーナーとは全く関係ない陳列棚に量り売りコーナーの商品をぶちまけられていた様子。こんな感じで想像のはるか上を行くびっくり事案がたくさんあります。とはいうものの、現時点では量り売りコーナーの禁止事項(味見禁止、スコップは元の場所に戻してなどなど)などを明確にお客さんに示していない状態なのでお店側の対応にも非はあると思っています。このコーナーのを任された以上、近いうちに量り売りコーナーのお作法を説明する張り紙でも作ろうと思います。
あとは万引きも多いです。今年から単価が高いワインやサーモン、肉類などは盗難防止タグをつけていますがそれでもかなりやられています。と言うわけで、BIOのお店に来る人=自然や動物、健康を守りたい人、という等式は残念ながら成り立たないケースが多々あるのです。
こんな感じで課題も色々、地味なストレスも色々、と言う感じではありますが、仕事内容は自分に合っているのでこれからこれらの課題をどうやって解決していくかを考えていけばしばらくは飽きずに仕事できそうだなと思っています😁また明日からがんばるぞ~。
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