フランスのごみ捨て事情

フランスに住む

なるべく減らしたいけど出てしまうのがゴミ。フランスではどうやって捨てるべきか、ストラスブール地域圏の例を見ながら改めてまとめてみます。

ゴミの出し方あれこれ

これがストラスブール地域圏のゴミ出しカレンダーです。黄色いマスがリサイクルごみ青いマスが可燃ごみです。基本的にはリサイクルごみは火曜日、可燃ごみは金曜日の回収ですが、祝日(赤いマス)があると回収日が一日後ろにずれます。

リサイクルごみとして出せるのは

  • プラスチックの包装類(洗剤の容器、ペットボトル、食品の容器、袋など)
  • 金属の包装類(空き缶、スプレー缶の容器、瓶のふたなど)
  • 紙類(段ボール、飲料のパック、印刷紙、お菓子の空き箱など) です。

これらは小さくても汚れていても回収可能です。空の状態にして袋などに入れずバラバラの状態で回収ボックスに入れます。

可燃ごみは

  • 生活で出るごみ(ティッシュなど)
  • プラスチック製品(歯ブラシなど)
  • 割れたガラス類   などが該当します。

可燃ごみは袋に入れて口を縛って回収ボックスに入れます。

回収ボックスはこんな感じです。回収日の前日にガラガラ引きずって家の前に出しておきます。特に朝出しておかないといけない、と言うようなことはなく、回収までに出しておけばOKです。

粗大ごみなどは直接ゴミ回収所に持ち込みができます。ゴミ回収所で回収してくれるのは

  • 粗大ごみ
  • 家具
  • 家電製品
  • 金属類(ネジ、金具など)
  • 木材や枝などの有機ごみ
  • 紙類、プラスチック包装類(黄色い回収ボックスで捨てられます)
  • 建築などのがれき、廃材
  • バッテリー
  • 電池(電池はスーパーマーケットなどでも回収しています)
  • 電球(こちらもスーパーマーケットなどでも回収しています)
  • 揚げ物油
  • 衣類
  • ガラス類
  • コルク類      などです。

特に予約などはいらないようですが、1回で持ち込めるのは1㎡に収まる量(家具の場合は2㎡)だそうです。また粗大ごみは予約を取って回収に来てもらうことも可能です(無料)。

ビン類(お酒、ジャムや調味料などの瓶、香水の瓶など)はこんな感じの回収ボックスに持っていきます。投入口が高くて入れると中でガラスが割れてものすごい音がします😅

リサイクルごみはこんな感じの回収ポイントもあります。

リサイクルごみ回収ボックスの横にあるのは生ごみの回収ボックスです。フランスでは2024年から生ごみの回収ボックスを順次導入していて、ストラスブール地域圏では2025年以内には全域での設置完了見込みとのことです。回収された生ごみは堆肥にしたり、発酵する過程で生じるガスを発電エネルギーに使用したりするそうです。生ごみは専用の袋(クラフト紙製)に入れ、口を閉めてこの回収ボックスに入れます。袋は市役所などで配布しているよう(配布場所はこちら)。個人でのコンポストの設置も奨励していて申請すれば40ユーロまでの補助金が受け取れます(申請はこちら)。

またごみを減らすために家具や服などまだ使える状態のものはEmmaüs(エムアウス)というフランス版ハードオフのような店舗に持っていくことが推奨されています。Emmaüsに行ってみたレポはこちら

まとめ

フランスのゴミ出し事情いかがだったでしょうか?リサイクルごみと言っても瓶、缶、ペットボトルのように種類ごとに分別する日本と違って全部一緒くたのだいぶおおらかな分別方法になっています。またごみを捨てるのにお金を払うことがないのも違いかなと思います。個人的にはごみを正しく捨てるのはもちろん、これからもごみをなるべく出さない生活スタイルを心掛けていきたいなと思います😊

参考:ストラスブール地域圏のゴミ出し方法の詳細 Collecte des déchets

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