今日は4回目のOFIIの市民講座(formation civique)を受けてきました。会場や出席メンバーは前回と同じでした。3回目の様子はこちら→OFIIの市民講座(formation civique)3日目 inストラスブール
4回に及ぶ市民講座も今日が最終回です!
講義内容
今回の講義内容は以下のような内容でした。
- Assistant de vie aux familles の研修について
- 参加者の興味のあるトピックについて
- クイズ大会
Assistant de vie aux familles の研修について
Assistant de vie aux famillesとは、介助が必要な人の家に行って家事や身の回りのお手伝いをする(医療行為は行わない)訪問介護士のような職業です。研修を主催している団体の担当者の方が来て詳細を説明してくれました。フランスでも高齢化が進んでいるため、この仕事はとても需要があるとのことです。研修の日程、内容、研修施設などについての紹介がありました。研修は無料で受けられますが、そのためには研修開始までに研修終了後に受け入れる会社が確定していることが条件とのことです。就職先の選定は研修団体が就職先を探すフォローをしてくれます。研修中はなんと月450〜750ユーロ(France Travailから3ヶ月間は毎月750ユーロ、残りの期間は地方が補填するシステム)の報酬まであります。研修中に収入補填のために9時間以内のパートタイムをすることも可能です。フランスには求人に対して応募が足りていない職業の場合はこのように給料を受け取りながら受けられる研修が存在します。Assistant de vie aux famillesの場合のように、フランス語の講座もセットになっているものもあり、フランス語が話せない外国人でも職を探すきっかけを得ることができます。
参加者の興味があるトピックについて
今日は今までの研修の集大成とのことで、決まったトピックはなく、参加者が詳細を知りたい、質問したいと思う内容についてみんなで確認しました。
仕事の詳細、需要の探し方

France Travailのページの1つでMETIERSCOPE というページがあります。こちらのページでは職業ごとの職務内容、平均給与、就職難易度などが確認できます。
同居人であることを示す方法
フランスには住民票がないので以下のような方法で同居している事実を証明できます。
- 賃貸契約書に同居人として記載する
- 光熱費の契約に同居人として含める(=co-titurer)
- Avis d’imposition を申告する(通常は同居人も含まれる)
文化活動について
アルザスの観光地やイベントなどについて知りたい場合はVisit Alsaceというサイトで情報収集できます。
子どもの習い事について、音楽などの習い事に対して市町村が収入に応じて助成金を出してくれる制度があるそうです。日本では収入による子供の体験格差が存在しますが、フランスでは旅行支援制度があったり、習い事の支援制度があったり、親の状況に関わらず子供の権利が保障されているのがいいですね😊
クイズ大会
最後は4日間の講座の締めくくりとしてグループ対抗クイズ大会をしました😁3つのグループに分かれてフランスの地理、文化、歴史などについてのクイズに答え、得点を競いました。出題内容としては「フランスが国境を共有している国はいくつ?」「第5共和政の歴代大統領を時系列で並び替えよ」などと言った感じで、〇×やいくつかの選択肢の中から選ぶ形で答えました。正答率はどのチームもほぼ互角で私のチームが1点差で他のチームに勝利する接戦ぶりでとっても盛り上がりました😆
講座終了、証明書を受け取る
講座終了後は市民講座を修了した旨を証明する書類を受け取ります。こちらはVISAの更新の際に提出する書類の一つになるので大切に保管する必要があります。
まとめ
ついに4回に及ぶ市民講座が終了しました。回数は4回だけですが毎週1回、期間にしては1か月の間同じメンバーで時間を過ごしたのでなんだか少し感慨深いです😆これで配偶者VISAに関わる手続きは一通り完了し、次回のVISA更新手続きまではしばし穏やかに過ごせます😊
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