1月6日はEpiphanie(エピファニー)と言われる一日で、カトリックの世界ではこの日に東方三博士がキリストの誕生をお祝いに来たと言われています。現在のフランス社会ではこの日の前後にもっぱらガレット・デ・ロワを食べるのが慣習です。クリスマスが終わると既にパン屋さんやスーパーにガレット・デ・ロワが並び始めます。そんなわけで年末年始、特に1月に人が集まるタイミングでは必ずと言っていいほどガレット・デ・ロワを囲む時間があります。こちらは1月4日に友達宅に行った時に準備されてたガレット・デ・ロワ。
伝統的には集まった人の中で1番若い人がテーブルの下に隠れ、「この1切れは誰の?」と言う問いに答える形でガレット・デ・ロワが配られます。配られたうちの1切れの中にはフェーヴと呼ばれる陶器の人形が入っています。
今回は見事レオが引き当てました!本日の王様です(夜22時くらいに食べたからほぼ1日終わっちゃってましたが…(笑))。
今回のフェーヴはハリーポッターのロンでした😎
1月6日のエピファニー当日は自家製ガレット・デ・ロワを焼きました。
本来はバターを折り込んで作るパイ生地ですが、バターの代わりにマーガリン状にしたココナッツオイルを使用しました。中身は紅茶味のマジパンです。こちらもバターの代わりにココナッツオイル、卵の代わりにおからを使用。参考にしたレシピはこちら⇓
焼きたてはサクサクジュワッと心地よい食感♡ふわっと香るアールグレイの香りが幸せ。バターを使っていないので粉の香ばしい風味が感じられます。
複数人で食べることが前提のガレット・デ・ロワではありますが、最近はGalette des rois individuelle (ガレット・デ・ロワ アンディヴィジュエル = おひとり様用)と言うおひとり様用の小さいサイズのガレット・デ・ロワも売られています。パリにいた時はこのおひとり様用ガレット・デ・ロワを食べまくってました(笑)
写真だと大きさが分かりにくいですね…。直径10cmくらいのサイズです。フェーヴは入ってないものが多かったです。以下のような記事まで書いていました😁
フランスでは毎年一人1台食べていると言われているガレット・デ・ロワ。直径30センチくらいあるパイを一人で食べていると考えるとちょっと冷や汗ものですが😅、美味しいんだからしょうがない。この季節限定だからと言い訳してちゃっかりしっかり堪能しています😋