フランスに来て4か月、ゆるゆると、しかしまじめに就職活動をしてこの度一旦就職先が決まりました。就活時の紆余曲折は以前のブログに書いたので、今回はフランスでの就職活動としてどんなアクションを取ったのか、どんなツールを使ったのかなどについてまとめてみようと思います。
※就活時の紆余曲折についてはこちら→ フランスで就活
求人サイトから応募する
日本にもあるような求人サイト経由で履歴書と志望動機書を送って応募する方法です。私は以下のサイトを使っていました。
- フランス版Indeed
- hellowork
- France Travailの求人情報ページ
- (参考)jobs that make sense ※こちらはちょっと特殊な求人サイトで、環境問題や社会問題などの解決を目的とした団体や会社が出している求人を探せます。私はどんな求人があるかリサーチしましたが実際には応募はしませんでした。
メインはIndeedで時々他の2つ、という感じで使っていました。Indeed、helloworkは気になる職種に関連する求人が出た際にメールで通知するように設定できます。結果から言うと3つ合わせて30くらいは応募しましたがいずれも面接どころか返信さえもらえず、私はご縁なしでした😅でも求人自体はたくさんあるし、うまく履歴書と志望動機書で自分をアピールできれば十分就職につながる可能性はあります。
ちなみにパリの場合は日本人が多いと言う特殊事情から、日本人向けの仕事や日本語話者であることを強みにできる仕事がたくさんあります。以下のような日本人向けのサイトにも求人情報が出ています。
candidature spontanéeをする
candidature spontanéeとは、求人を出していない企業や店舗に対して直接履歴書と志望動機書を提出する就活方法です。フランスではこのcandidature spontanéeが就職につながるケースもけっこうあるようで効果的な就活方法の一つのされています。candidature spontanéeの強みはこちらのモチベーションや熱意が伝わりやすいことです。フランスのハローワーク、France Travailはcandidature spontanéeの提出先企業や店舗のリサーチができるサイトを提供しています。France Travailについては関連記事をご参照ください😊
私はオーガニックスーパーマーケットで働きたいと思っていたので家の近所にあるオーガニックスーパーマーケットに履歴書と志望動機書を提出しました。今回は残念ながら返事なしでしたが、経験値としてやってみて良かったなと思ってます。
気になる会社のホームページで求人情報を探す
私の場合、オーガニックスーパーマーケットで働きたいと思っていたのでストラスブールにあるオーガニックスーパーマーケットのホームページを見て求人がないか確認しました。唯一面接まで進めた応募はこの方法で求人を出している店舗を見つけて応募したものになります。興味がある企業や分野が決まっている場合は直接企業のページを見てみるのもいいと思います。
人脈を活用する
フランスでは知人からの紹介で仕事が決まる、なんてことがザラにあります。悲しいことに、どんなに求人の条件に合っていたとしても他の候補者に採用担当者の知り合いがいた場合そっちが採用、なんてこともあるあるだとか。なので求職中の場合は周りに仕事探してます!アピールをするのが大事です(笑)私の場合もレオパパの知り合いのパン屋さんにレオパパと一緒に行ってみたり(行ったタイミングではパン職人の仕事しか募集してなくてご縁なし)、レオパパの友達の友達がオーガニックスーパーマーケットで働いてるから連絡取ってみろと言われたり(結局その前に仕事が見つかったので現時点ではまだ連絡取ってないですが)、自分の人脈どころか人の人脈まで活用しました😆これが縁もゆかりもない外国人にとっては少し難しいと感じるフランス文化の一面かもしれません。
就活イベントに参加する
実は私の場合はこれで就職先が見つかりました。金曜日に開催されたFrance Travail主催の就活イベント(Job Dating)の案内をメールで受け取り、とりあえず行ってみるか~くらいの感じで行ってみたらなんだか採用された、と言う感じです😆私が参加した就活イベントは20社くらいの企業が各々ブースを構えていて、求職者が履歴書を持って気になるブースへ行ってそこの採用担当者と話ができる、というスタイルでした。
イベント会場はこちらのバスケットボール施設。内心ほんとにここで合ってる?と半信半疑(笑)
中に入ったらちゃんと案内ありました。
会場はこんな感じ。
フランスの警察やジャンダルム(自衛隊みたいな感じ)のブースもありました。あらかじめどんな企業が来るのかの告知がなかったので正直企業名を見ただけだとどんな事業をしているのかわかりにくい企業もありました。そんな中、小売店の企業ブースもいくつかあり、この企業は知ってるぞ~と言う感じで遠くからブースを見ていたら、そのうちのひとつの企業の採用担当者の人が声をかけてくれてお話ができました。5分くらいなんだか楽しくお話して履歴書を渡して帰ってきたらその日の夜に「仕事できる?」と連絡が来て、あれよあれよと言う間に翌月曜日からそのお店で働くことになりました😆仕事についてはまた別途まとめようと思います。とりあえず今は右往左往しながら仕事に慣れようとしているところです。
(参考)人材紹介会社に登録する
私は結局登録しなかったのですが、人材派遣会社からご興味ありますか?というようなメールをもらいました。フランスにももちろんリクルーターや人材派遣会社(agence d’intérimと言います)は存在するのでこれらのプロのサポートを受けるのもいいかなと思います。
(参考)面接に呼ばれたら
もうひとつおまけに、フランスで面接に呼ばれたらどうする?という疑問に答えようと思います。フランスでは企業にもよりますが基本的に面接の際にスーツを着てくる必要はありません。それなりにちゃんとした、特別突飛な服装じゃなければ普段着でOKです。履歴書や志望動機書を持参して手元に置いていても大丈夫です。私は結局1回しか面接を経験しなかったのですが、聞かれたこととしては「これまでの経歴と、なぜこの職種に応募したか教えて」「なぜこのお店?」「お店に何を提供できる?」と言うような、おそらく日本でも良くある内容だったのでちゃんと準備できていればそこまで緊張しなくても大丈夫です(とは言っても個人的にはフランス語で話すだけで緊張しちゃうのですが)。
まとめ
自分の就活を振り返りつつ一通りまとめてみました。フランスの地方での職探しは思っていたよりも難しく、一喜一憂の日々でした。最初のうちは自分がやりたいこととできることの間で希望職種が揺れ動いていたのですが、就活をしていく中でオーガニックスーパーマーケットで働きたい、という方向性が見えその方向で就活を続けたところ、一旦小売店での職を見つけることができました。オーガニックスーパーマーケットではないので必ずしも自分が目指していたゴールではないのですが、小売店での職歴を積んで、将来的にオーガニックスーパーマーケットで働けるように頑張ろうと思います😊