【エシカルな買い物】量り売り

エシカルな生き方

フランスではゴミを出さない量り売りでの買い物ができます。今回は普段私がどんな感じで買い物をしているかご紹介します。

買い物準備

買い物に行くときに準備するものたちです。

  • タッパー
  • 空き瓶
  • 紙袋、網状の袋

タッパーにはこんな感じで重さが記載されたチケットが貼ってあります。これはいつも行くBIO(オーガニック)のスーパーマーケットBiocoopで付けてもらったものです。Biocoopではレジで商品の重さを量り、その後この容器分の重さを引いてくれます。

瓶にも同じようにチケットが貼ってあります。いつも買い物リストを用意しておいて必要な品目分瓶を用意して持っていきます。

紙袋はBiocoopでもらったものを再利用しています。網状の袋は量り売りが一般的なフランスではそれ専用の袋として売っています。

いざ買い物へ!

これらを持っていざお店へ!

今回のテーマとは関係ないですが、こちらの店舗は年始のどんちゃん騒ぎで入り口のガラスを割られてしまったようで今もそのままです(お店には出口から入っています)。

こちらのお店はこんな感じでちょっと古くなった野菜や果物、賞味期限が近くなった食品などをディスカウントで売っています。 

こちらが野菜コーナー。こんな感じですべてバラ売りで欲しいだけ買えます。値段は1kg/100g/1個当たりの値段が表示されています。

地元産、季節の野菜がたくさん😊

果物ももちろん量り売り。

野菜や果物は直接かごに入れてもいいし、備え付けの紙袋に入れてもいいです。一般的なスーパーマーケットではビニール袋が置いてあることが多いですがBIO(オーガニック)のお店は基本的に紙袋です。

量り売り商品まだまだ続きます😊こちらはコーンフレークなどのシリアル類、ナッツ類、ドライフルーツ、クッキーなどのお菓子類などの量り売りです。他にもお米やパスタ類、豆類、調味料、スパイス、コーヒーやお茶なども量り売りで買えます。

こんな感じで容器を置いて、

レバーを引くと出てきます。ラベルに表示されている番号(写真のものだと2296)をメモしておいてレジで伝えるとスムーズです。もしくは商品名を伝えます。

粉も量り売りで買えます。ひよこ豆の粉、栗の粉など種類豊富です。

ドライイチジクを持ってきた瓶に詰めてるところ。

油、お酢、醤油も量り売りで買えます。

パンや

フランスと言えばのチーズも。種類豊富!これらは店員さんにお願いしてほしい分だけ切ってもらいます。

なんと日用品まで量り売りで買えます。重曹、粉せっけん、液体せっけんなどなど。固形のせっけんもパッケージがないものが売っています。写真にはないですが液体シャンプー、シャワージェル、洗濯・食器用洗剤も量り売りで購入可能です(ちなみに日用品の量り売りは薬局でも見たことがあります)。

帰宅

今回の買い物はこんな感じです!今は週2回くらい食料品の買い出しをしています。

これらは割引コーナーにあったもの。これらはあらかじめ袋に入れられた状態で売られています。これらの袋を次回の買い物に再利用していると言うわけです😊

今回はキウイ、大根、芽キャベツをゲット!まだまだおいしく食べられる状態。とっても得した気分✨

こちらは袋などに入れずに裸の状態で買った野菜や果物たち。

こちらはパッケージに入った食品。今回はラザニアと豆腐を買いました。これらが唯一どうしてもゴミが出てしまう買い物です。

持って行った紙袋、網状の袋を使って買ったもの。今回はマッシュルームとジャガイモ、ほうれん草を買いました。

持って行ったタッパー、瓶を使って買ったもの。今回は白米、カシューナッツ、塩、ドライイチジク、ニュートリショナルイーストを買いました。

量り売りの魅力、デメリット

量り売りの買い物について一通りの流れをご紹介しました。最後に量り売りのあれこれについてまとめようと思います。

ズバリ量り売りの魅力とは?

  • ゴミが出ない!:上記のようにたくさんの食材を買ってもゴミは豆腐のプラ包装、ラザニアの紙箱、強いて言えば紙袋、のみです。Biocoopでは大部分のものが量り売りで買えるので買い物で出るゴミは本当に少ないです。ゴミが少なければ処分のエネルギーを削減でき、環境負荷も抑えられます。
  • 欲しい分だけ買える:いつでも新鮮な食材を使えます。
  • 自分で選ぶ楽しみが味わえる:一口にジャガイモと言っても形や大きさはオンリーワン。それらを自分で選べるのはとっても楽しいです。また量り売りで欲しいものを欲しいだけ容器に入れている時はなんだか「買い物に参加してる!」と言う感じでワクワクします。

反対に量り売りのここがちょっと難しいなというところは

  • あらかじめ容器を持って行かないといけない:ゴミを削減したい場合は家から何かしらの容器を持って行かないといけないのでふらっと思い付きで買い物はできません(もちろん備え付けの袋はあるので買い物自体は容器がなくても問題なくできます)。なので私はいつも買い物リストを作って買いたいものをピックアップしてから買い物に行きます。また私の場合は容器がない場合はどうしてもじゃない限りその場では買わないので無駄な買い物をしなくなったと言うメリットがあります😊
  • ものによっては買い物に時間がかかる:油や粉類は容器に入れるのにそれなりに時間がかかるので、陳列棚からさっと取るだけの買い物に比べて時間がかかります。
  • 衛生面が気になる人には不向きかも:完全にパッケージされた商品と異なり、量り売りの商品はものによっては空気に触れたり、人の手が触れたりするものがあると思われます。個人的には気にならないのですが人によっては抵抗感があるかもしれません。なんとなく日本で量り売りが流行らないだろうな、と思う一因はこれです。

日本ではまだあまり一般的ではない量り売りの買い物、皆さんの目にはどう映ったでしょうか?個人的にはゴミが出ない、と言うのが本当に大きな魅力です。買い物の度に容器を準備するのは面倒ではありますが、それに勝る充実感があります。日本では食品が包装された状態で売ってるのが一般的なので、最初は「こんなものまで量り売りで売ってるの!?」と思ったのですが、慣れてくると量り売りはとても合理的なシステムだなと思うようになりました。よくよく考えれば日本でも昔はいろんなものが量り売りだったのに、利便性を求めた結果使い捨てのパッケージが主流になったんですよね。フランスでもパッケージ製品はたくさんありますが、量り売りの選択肢がある今はできる限り量り売りで買いたいと思っています😊

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