コロナのパンデミックでステイホームを強いられていた時期、フランスでは(日本でもかな?)多くの人がパン作りを始めたのですが、私も実はそんな人々の一人です😁私の場合はコロナが終わっても日常的にパンを焼いています。そんなわけで最近よく作っているパンのレシピをご紹介します。時間はかかりますが手順自体はとても簡単です。
このパンの魅力
- こねなくてOK
- 生地を仕込んでおけば20分で焼き立てパンが食べられる
- 小さなボウルやタッパーでできる
- 二次発酵なし
- 発酵時間はおおざっぱでOK、パン作りに予定を縛られない
生地の発酵に3日間かかりますが、時間が美味しさを引き出してくれる典型例とも言えるレシピです😊
材料
バゲット2本分の材料は以下の通りです。
- 強力粉:400g
- 水:290g
- 塩麹:30g
- ドライイースト:2g(小さじ1/2)
- プラスアルファでお好みのナッツや雑穀など

私は酒粕欲しさでドライイーストを作ってどぶろくを仕込んでいるのですが、どぶろくを濾した液体は日本酒になります。私はお酒が飲めないので自家製日本酒を持て余していて😅、ある日「どぶろく作るのにドライイースト使ってるからもしかして日本酒でもパンが焼けるのでは?」と思い立ち、実験的に焼いてみたところなんとちゃんとパンになりました😮と、いうわけで私はドライイーストと水の代わりに自家製日本酒を使っています。日本だとお酒の製造が禁止されているのであんまり参考にならない情報ですが😅、どぶろくを作ってみた時の記録はこちらのブログをご覧ください。

全部の材料を粉っぽさがなくなるまで混ぜます。特にこねなくてOKです。混ぜ終わったら蓋をして冷蔵庫で24時間寝かせます。写真の生地にはアマニシード、ゴマかぼちゃの種を入れています。

2日目、取り出して生地を下から持ち上げて真ん中に降り込む、をぐるっと一周します。そしたら蓋をしてまた冷蔵庫で24時間休憩。

3日目(48時間後)。同じように生地を折り返します。

生地を持ち上げるとこんな感じで表面がでこぼこしてます。こうなってたらうまく発酵している証拠😊また冷蔵庫で24時間お休み。

4日後(72時間後)。ついに発酵完了!最初と比べてもそこまで生地は膨らんでいません。

オーブンを220度で予熱スタート。打ち粉をして生地を2等分に分けます。

長方形に平たく伸ばして

三つ折りに。

細長く伸ばして鉄板にのせます。

クープを入れて

220度のオーブンで15分焼いたら完成!

底がきつね色になっていればOKです。

温めなおすときはこんな感じで水を大胆にかけてオーブンやトースターで温めるとふっくらします😊

肝心のお味はと言うと、塩気は少なく粉の香りと甘みをダイレクトに感じます。外はぱりぱり、中はふんわり、二次発酵なしなのに理想的な食感のパンに仕上がってます😋私は普段バゲットの形に成形していますがしっかり成形しないで切りっぱなしのラフなパンにしてもOKです。発酵時間もきっちり24時間、72時間じゃなくてもだいたいの時間で問題なし!72時間後に焼かなくてもさらに1~2日程度冷蔵庫で寝かせても大丈夫です。パン作りって、通常は発酵がちゃんと進んでいるかちょこちょこ確認しなくちゃいけないので時間に気を取られがちですが、このパンなら冷蔵庫で勝手に発酵してくれるのもありがたい😆そんなわけで最近冷蔵庫には常にこのパン生地が存在しています(笑)皆さんものんびり気軽に手作りパンを作ってみてください😊
クックパッドにレシピアップしました →冷蔵庫で72時間発酵 簡単バゲット
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