2025年5月~【フランス・Bas-Rhin県在住】配偶者VISAの更新手続き

フランスに住む

現在の配偶者VISAが9月頭に有効期限が切れるので更新手続きをしました。現在Bas-Rhin県在住者の配偶者VISAはオンラインでの申請になるのでその流れをまとめてみます。

※【2025年12月4日追記】当初「フランス在住の場合~」という内容で記載していましたが、パリ郊外など、地域によってはオンライン申請ではなく、予約を取った後Mairieに直接必要書類を持っていく従来の対面システムを採用しているところがあると知ったためこちら訂正しました。

必要書類

申請はÉtrangers en Franceのページにログインして行います。申請は現在のVISAの有効期限の60~120日(=概ね2~4か月)前から可能です。

Étrangers en Franceの左上「je demande ou renouvelle mon titre de séjour」の項目を選択します。

その際にこのようなポップアップが表示されます。こちらはContrat d’engagement à respecter les principes de la Républiqueという書類をダウンロードするためのページにリンクされていて、このページでダウンロードできる書類を印刷し、サインしたものが必要書類の1つとなります。

最初の項目は誰のための申請かを聞かれているので自分自身の場合は1番目を選択。

次の項目では現在のVISA(配偶者VISA)の更新か別のVISAへの切り替えかを答えます。更新の場合は1番目を選択。この後必要書類一覧をダウンロードできるのでこちらの一覧を参考に書類を準備します。

提出書類は以下の通りです。※オンラインでの申請なのですべての書類はjpg, .pdf, .png, bmp, .tiffのいずれかの形で準備します(それぞれの最大のファイル容量は10MBまで)。

個人情報系

  • Justificatif d’identité:身分証明書→パスポートの顔写真ページでOK
  • Photographie d’identité récente – Numéro EPhoto:最近の証明写真のEphoto→こちらについては運転免許証の切り替え申請をした際に記載したので詳細はこちらをご参照ください
  • Justificatif d’entrée régulière:VISAのページ+入国スタンプのページを用意

住居情報系

  • 自分名義の光熱費の請求書または住居の契約書または家賃の支払い証明:いずれも6か月以内のものを用意します
  • 義実家など誰かの家に住んでいる場合は以下の書類を用意します
    • 家主のサイン入りのAttestation de l’hébergeant(居住証明書)
    • 家主の身分証明書
    • 家主名義の光熱費の請求書または住居の契約書

滞在に係る書類系

  • Justificatif de nationalité du conjoint:配偶者情報(配偶者のパスポートのコピーなど)
  • Copie intégrale de l’acte de mariage:婚姻証明書→こちらは婚姻した市役所で即日&無料で発行してもらえます
  • Justificatif de communauté de vie:共同生活の証明
    • Déclaration commune sur l’honneur du couple attestant de votre vie commune signée par vous et votre conjoint:自分と配偶者のサイン入りのDéclarationを作成します。「一緒に住んでいます」と言うような趣旨のことを書くだけでOKです。
    • production de tous documents permettant d’établir la communauté de vie:共同生活を示す書類→賃貸の契約書や給与明細など、同じ住所に住んでいることが証明できる書類でOKです。 →2025年9月5日追記:この書類は提出できるだけ多くの種類の書類を用意したほうがよさそうです(詳細は後述の追記2をご参照ください)
  • Contrat d’engagement à respecter les principes de la République:印刷し、サインしたものを準備します。

相変わらずそろえる書類は多いのですが、それぞれを用意するハードルはそこまで高くないかと思います。

オンラインで申請する

書類が揃ったら先ほどのÉtrangers en Franceのページで申請します。

まずは個人情報を入力します。すでに現時点での情報が記載されているので変更がない場合はそのまま次のページへ進みます。

次のページでは配偶者情報、婚姻状況、子供の有無などを入力します。

次のページで書類をアップロードします。それぞれの項目で3つまでしかファイルをアップロードできないので枚数がある場合はドキュメントをまとめる必要があります。Justificatif de nationalitéの項目でパスポートの顔写真ページ、VISAのページ、入国スタンプの写真をアップロードします。

DOMICILIATIONの項目で住居関係の書類+Contrat d’engagement à respecter les principes de la Républiqueをアップロードします。※うっかりContrat d’engagement à respecter les principes de la Républiqueを忘れそうになるので注意!

最後のページでは申請に関して何か特記事項がある場合記入ができます。

申請が終わるとCONFIRMATION_DEMANDE_TITRE_SEJOUR_0000000000(個人番号)_yyyymmdd(申請日付)というタイトルのPDFをダウンロードできます(こちらはメールでも同じものが届きます)。こちらは申請完了した旨の証明にはなりますが、滞在を許可する証明にはならないとのことです。

画面右上の人型のアイコンをクリックし「Accéder à mon compte(自分のアカウントにアクセスする)」タブを選ぶと現在の申請状況が確認できます。現在の私のステータスは「申請済み」となっています。

私は5月13日に証明写真の撮影、市役所で結婚証明書の引き取り(パスポートを見せただけであっという間に受け取れました)、メディアテックでContrat d’engagement à respecter les principes de la Républiqueの印刷などをして19日にオンライン申請をしました。この記事を執筆している中で書類の不備があったこと(パスポートの顔写真ページを提出し忘れました😫)に気づいたので問い合わせをしようと思います。まだ現在のVISAの有効期限には余裕があるのですが、フランスはこういう手続き系には恐ろしく時間がかかるので早めに準備することをお勧めします。また動きがあったら続編を書こうと思います😊

申請その後

追記1:上記のパスポートの顔写真ページを提出し忘れについてサイト上で問い合わせしたところ、すぐに返信がありましたが「手続きが始まった際に書類不備がある場合は連絡がいくのでその時までお待ちください」とのことでした。なのでこの件はあちら側からの連絡待ちになっています。

追記2:2025年8月14日に2通のメールが届きました。1つは不足書類の再提出依頼のメール、もう1つは今手元にあるVISAの有効期限の延長する旨のメールでした。

不足書類の再提出については上記のパスポートの顔写真ページの提出に加えて以下の書類の提出も求められました。

直訳すると

同棲の証明:

同棲を証明する書類を3点ご提出ください。賃貸契約書、共同課税通知書、電気またはガス料金の請求書、毎月の銀行取引明細書、健康保険証、補足健康保険証、CAF証明書、給与明細書などです。重要:書類には、氏名(フルネーム)と住所が一致している必要があります。複数の書類をご提出ください。

とのことです。もともとの必要書類リストには「production de tous documents permettant d’établir la communauté de vie(同居を証明するすべての種類の書類」という書き方で、何種類必要かの具体的な指示はなかったのですが、今回は「3点」と言うように明確な記載がありました。申請の際にはそれぞれの1か月分の給料明細書を提出していたのですが、それだけでは不十分だったようです。もしかしたら私たちの場合は住居証明が自分たち名義ではないのでこの同居を証明する書類を多く求められたのかもしれません。

と言うわけで追加書類として

  • パスポートの顔写真ページ
  • 自分とレオのattestation d’assurance maladie(Ameliのアプリでダウンロードできます)
  • attestation CAF(レオが別件でCAFの手続きをした際に受け取った書類)
  • それぞれの最新の給料明細書(fiches de paies)
  • 私の銀行のRELEVE DE PLAN EPARGNE LOGEMENT(8月分)(本当はrelevés mensuels bancaireを送付したかったのですが、銀行側の手続き不備でこちらの書類の住所がパリに住んでいた時の住所のままになっていたのでRELEVE DE PLAN EPARGNE LOGEMENTという貯蓄用の口座の証明書を提出しました)

Justificatif de communauté de vieに関わる書類は提出できるファイルが1つだけなのでこれらの書類を結合して1つのファイルにする必要があります。またこれらの書類はメール受領後30日以内に要提出とのことです。

もう1つのメールは「Notification de prolongation de l’instruction」と言うタイトルのメールで、ざっくり「VISAの更新が間に合わないから今のVISAの有効期限を延長します」という内容でした。お知らせページ上でAttestationをダウンロードし、そのAttestation+現在のVISAで引き続きフランスに滞在できるとのことです。私の場合、このAttestationの有効期限は2025年12月8日までとなっています。それまでにはきちんと手続きが終わることを祈ります😅

ちなみに現在のステータスはInstruction en cours(審査中)とのことです。

追記3:2025年11月19日の時点で全く音沙汰がなかったため、

あおい
あおい

今持ってるAttestation12月8日で有効期限切れるんですけど、新しい滞在許可証って近々もらえますか?

と言うような内容をサイト上のコンタクトから送ったところ、翌日に返信が来たのですが

ANTS
ANTS

(以下Google翻訳より)

メールをいただきありがとうございます。

当部署は、フランス外国人在留ウェブサイトにおけるオンライン手続きのサポートと、同サイトを通じて提出された申請のモニタリングを担当しております。

申請は、当部署とは完全に独立した別の部署によって処理されております。

申請の処理を早めることはできません。

ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

というようなそっけない返信がペロッと返ってきました。じゃあ担当部署に転送しろよ🙁なんて思いますが、そんな気の利いたことがフランス行政にできるわけもなく、とりあえずもう少し辛抱強く待ってみることに。

追記4:2025年12月1日、ついにAttestationの有効期限が1週間になったので再度問い合わせ。

あおい
あおい

(以下Google翻訳より)

滞在許可証の更新についてですが、現在のビザの延長証明書は12月8日まで有効です。しかし、8月以降更新通知を受け取っていません。期限までに新しい滞在許可証を発行することが難しい場合は、雇用主との事務手続き上の問題を回避するために、新しいAttestationを発行していただけますか?

また、緊急時に日本(私の母国)に戻ることになった場合このAttestationがあればフランスに戻ることは可能でしょうか?

もしこれがご担当でない場合は、このリクエストを関係部署に転送いただくか、連絡先を教えていただけますか?

2日後に返信があったのですが、内容は以下の通り。

ANTS
ANTS

(以下Google翻訳より)

コンピュータシステムで申請書を審査した結果、追加書類(※8月に提出した書類)が処理部門に受領されたことを確認しました。

現在、申請を処理中です。

申請の進捗状況を確認するには、ANEFアカウント(Étrangers en Franceのページ)にログインしてください。

また、延長証明書の有効期限が近づいている場合は、処理部門が新しい証明書(

Attestation)を発行します。新しい証明書は、ANEFアカウントの個人用スペースで確認できます。
この証明書は、最終的な滞在許可証を受け取るまで、必要な回数だけ更新できます。

延長証明書(Attestation de prolongation )の発行をお待ちいただく間、しばらくお待ちください。

渡航には一定の条件があることにご注意ください。

以下のものを所持している必要があります。

  • 有効な滞在許可証(Titre de séjour)
  • または、以前の滞在許可証と併せて延長証明書(une attestation de prolongation /許可決定書(décision favorable)
  • またはレセピセ(RCS)

有効な滞在許可証を持ってフランスを出国し、有効期限後に再入国を希望する場合は、以下の2つの選択肢があります。

  • 延長証明書(une attestation de prolongation /許可決定書(décision favorable)を待つ
  • 帰国ビザを申請する(visa de retour)

これらの推奨事項がお役に立ち、お客様のご期待に沿えたことを願っております。

要はAttestationの有効期限が切れる前に担当部署が何かしらの対応をするはずだ、ということですね。また日本に帰国する場合は有効期限切れの現在手持ちのVISA+有効なAttestationがあれば問題なし、ということなのでとりあえず諸々の面倒ごとを避けるためにもせめてAttestationをちゃんと更新してほしいところ。さて、12月8日の期限までに本当に対応されるのか如何に。

追記5:2025年12月9日、ついにAttestationの有効期限が切れました。が、案の定なんの音沙汰もなし😕再度Étrangers en Franceのコンタクト先へ

あおい
あおい

(以下Google翻訳より)

滞在許可証の更新についてですが、現在のビザの延長証明書はの有効期限が切れました。なる早出新しいAttestationを発行していただけますか?

もしこれがご担当でない場合は、このリクエストを関係部署に転送いただくか、連絡先を教えていただけますか?

と言うような内容を送ったところ、2日後に返信が来ました。

ANTS
ANTS

(以下Google翻訳より)

延長証明書の有効期限が近づいている場合は、処理部門が新しい証明書(

Attestation)を発行します。新しい証明書は、ANEFアカウントの個人用スペースで確認できます。
この証明書は、最終的な滞在許可証を受け取るまで、必要な回数だけ更新できます。

延長証明書(Attestation de prolongation )の発行をお待ちいただく間、しばらくお待ちください。

コンピュータシステムで申請書を審査した結果、追加書類(※8月に提出した書類)が処理部門に受領されたことを確認しました。

現在、申請を処理中です。

申請の進捗状況を確認するには、ANEFアカウント(Étrangers en Franceのページ)にログインしてください。

ご期待に沿えたことを願っております。ご理解とご協力に感謝申し上げます。

よろしくお願いいたします。

いやこの文面もう見たことあるし、有効期限切れてるのに「処理部門」とやらから何の連絡もないんですけど😑このコンタクト先、返信は早いんですが有益な情報はほとんどくれないし、申請を処理する部門ではないので突いても無駄だな、と言う感じです(せめて管轄部署に「こういう問い合わせ来てますよ」くらいしてほしいけど絶対そんな気の利いたことはしない)。

ここで出てくる「処理部門」とやらはPréfectureという県庁のような行政機関が担当のため、12月9日の時点でBas-Rhin県のPréfectureのサイトから問い合わせ。内容はANTSと同じ内容です。ちなみにPréfectureへの問い合わせの際には

  • n° de dossier étranger (10桁の外国人ナンバー)
  • •  votre situation administrative(行政上のステータス:私のようにフランス人配偶者の場合はConjoint(e) d’un français(e) になります)

を文面に記載する必要があります。内容に不備がなければ5日後を目途に返信があるらしいですが果たしてどうでしょうか…。

この記事を楽しんでいただけたら「いいね👍」していただけると嬉しいです😊

タイトルとURLをコピーしました